初心者必見|ETFとは?ETFのメリットとデメリットを紹介

ETFって聞いたことあるけど、結局のところ何なの?
ETFのメリットはよく聞くけど、デメリットも知りたい!
そんな疑問をお持ちの方に向けた記事です。
投資をしている方なら、ETFという言葉を聞いたことがあると思います。
ただよく聞くけど、結局ETFって何のこと??と思われてる方もいるかもしれません。
この記事では、ETFの簡単な概要とメリット、デメリットについて解説しています。
長期投資に向く、今注目されているETFについて理解を深めていただければ幸いです。
こんな方向けに書かれた記事です
ETFとは
ETFとは「Exchanged Traded Fund」の頭文字をとったもので、とても簡単に言うと上場していて株のように売買できる投資信託です。
投資信託は1日1回基準価額を算出し、価格が決まります。また注文してからすぐに購入できるわけではなく、約定するのにしばらく時間がかかります。
それに対しETFは株価のように価格が変動し、注文も株を買うのと同様で即時約定できます。
ETFは大きなメリットがあり、下記にそのメリットを記しています。
併せて、デメリットと思われることも記しています。
EFTのメリット
手数料が圧倒的に安い
ETFの最も大きなメリットの一つが信託報酬が安いことです。
投資結果に大きく影響してくるのが信託報酬です。安ければ安いほど良いのですが、ETFの商品は信託報酬がとても安いです。
例として、有名な2つの指数を元にしたETFと投資信託の商品を比べてみます。
ETF | 投資信託 | |||
元になる指数 | 商品名 | 信託報酬手数料 | 商品 | 信託報酬手数料 |
CRSP U.S. Total Market Index | VTI バンガード・トータル・ストック・マーケット | 0.03% | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% |
S&P500 | VOO バンガード・S&P500 | 0.03% | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968 |
これは、投資信託の信託報酬手数料が高いわけではありません。むしろこの2つの商品の信託報酬は、投資信託の中ではトップクラスに安いです。
しかしFTFはご覧の通り、それを遥かにしのぐ安さなのです。これでETFの信託報酬がどれだけ安いか分かっていただけたと思います。
また楽天証券では、VT、VOO、VTIなど有名商品9銘柄の買い付け手数料が無料です。(2020年10月時点)
このように証券会社によっては、買い付け手数料も無料のところがあり、手数料の安さはETFの大きなメリットです。
柔軟な売買が可能
ETFは投資信託と違い、取引時間内ならいつでも売買が可能です。
またETFには全世界株式に連動したVT、全米株式の値動きに連動したVTIのような商品があります。このような商品を購入することによって株を買うような手軽さで、広く分散投資ができるのもETFの魅力です。
EFTのデメリット
毎月、定額で積み立てする事ができない
ETFは、市場の変動によって常に価格が変わります。なので投資信託のように、毎月決まった日にちに同じ金額で積み立てすることはできません。
毎月1万円積み立てようとしても、購入日のETFの価格が8千円なら2千円余るし、価格が1万2千円なら2千円余分にださないといけません。
毎月同じ金額で購入量を調整できる投資信託に比べて、そこはデメリットといえます。
つみたてNISAでの、ETFの取り扱いがとても少ない
つみたてNISAでは、ETFの取り扱いがとても少ないです。そもそも、つみたてNISAでETFを購入できる証券会社もほとんどありません。
つみたてNISAで購入できるETFは、ほとんどないと思っていた方が良さそうです。
もしETFで税制の優遇を受けたければ、通常のNISAで購入しましょう。
配当金の自動再投資ができない
「複利の力」を利用するためには、配当金・分配金は再投資する必要があります。
投資信託では、分配金を再投資に設定すれば自動で行ってくれますが、ETFの場合分配金は配当として支払われるので自分で再投資をする必要があります。自分で再投資を的確に行えば、複利の力を利用することができますが、ひと手間かかる点はデメリットと言えるでしょう。
まとめ
株のように売買出来て、投資信託のように分散投資が可能。そんなETFは今後更に注目されていくでしょう。
メリットのまとめは下記になります。
- 手数料が圧倒的に安い
- 柔軟な売買が可能
またデメリットは下記になります。
- 毎月、定額で積み立てする事ができない
- つみたてNISAでの、ETFの取り扱いがとても少ない
- 配当金の自動再投資ができない
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