
iDeCo(イデコ)を始めようと思うけど、どんな商品を選んでいいか分からない。
投資の経験が少なく、銘柄選びに迷ってしまう。
そんな疑問を持つ方に、iDeCo(イデコ)の商品のベストな選び方をお伝えします。
投資の経験が少ない初心者の方だと、たくさんのiDeCo(イデコ)の運用商品の中からベストなものを探すのは大変かもしれません。
選び方の基準や、どのように商品を選んでいいかが分からない方は是非こちらの記事を参照ください。
選び方において何が大事なポイントか、初心者の方にも分かりやすく解説してあります。
ぜひiDeCo(イデコ)を活用して、老後資金の不安を解消しましょう。
こんな方向けに書かれた記事です
iDeCo(イデコ)のベストな商品の選び方を知りたい
出来るだけ、リスクの少ない商品を選びたい
iDeCo(イデコ)商品の選び方
信託報酬の安い商品
運用先商品を選ぶ際に、最も大事なことの1つに信託報酬の安さがあります。
結論から言うと、信託報酬の安い商品を選ぶことがとても大切になります。
※信託報酬とはファンドの運用・管理費のことで投資信託にかかわる販売会社、運用会社、受託会社に払われます。とても簡単に言うと投資信託の会社に払う手数料のようなものです。
運用期間中ずっとかかるコストなので、投資成績に大きく影響してきます。
仮に運用結果が100万円として、信託報酬が2%と0.5%の商品を持っていた場合、2%の方は2万円を0.5%の方は5千円を手数料として毎年払わなければなりません。
これが運用期間中ずっとかかるので、信託報酬の低さは商品を選ぶ際の大事なポイントになります。
できるだけ信託報酬が安い商品を選ぶことが、資産形成で成功するポイントになります。
インデックス型商品
商品を大きく2つに分けると、市場平均を上回るリターンを目指す「アクティブ型商品」と市場平均と連動した「インデックス型商品」があります。
※インデックスとは、ダウや日経平均など市場の動きを示す指数です。インデックス商品は、値動きが市場平均と連動しているため、アメリカのダウや日経平均株価のような指数と同じように値動きがあります。
こちらも結論から言うと、「インデックス型商品」を選ぶことが大切です。
実際どちらの成績がよいかというと、アクティブ型のほとんどがインデック型商品に負けています。
プロのファンドマネージャーが作り上げた投資信託よりも、インデックスの方が成績が良いことが分かっています。
またアクティブ型の方がインデックス型より、信託報酬が高い傾向にあります。これはインデックス型の商品は指数と合わせるだけで手間がかからないのに対し、アクティブ型はファンドマネージャーが個別に銘柄を選定する手間などがあるので信託報酬が高くなるのです。
ただし上述しましたが、ファンドマネージャーがどれだけ時間をかけて銘柄を選ぼうとも、インデックスには勝てないのです。アクティブ型は手数料も高く運用成績もインデックスに負ける可能性が高いです。
上記をふまえて、アクティブ型は選択肢から外してよいでしょう。
長期投資できるなら、元本確保型や債券投資よりも株式投資
iDeCo(イデコ)で投資できる商品のカテゴリーは様々あります。下記がその例です。
- 外国株式(先進国)
- 外国株式(新興国)
- 日本株式
- 外国債券
- 日本債券
- 外国REIT
- 日本REIT
- バランス型
- 元本確保型
長期的にiDeCo(イデコ)で投資することが可能な方は、元本確保型や債券に投資するタイプの商品ではなく、株式に投資するタイプの商品がおススメです。
過去の歴史を見ると、長期的に投資した場合、株式は債券や金など他の金融資産に比べリターンが大きくなることが分かっています。また投資期間が長期なほど、株式投資のリスクは下がることが知られています。
またiDeCo(イデコ)のような積み立て投資を行う際のメリットとして、価格の下落時に多く買い付けることができるという点があります。
株式のようにある程度、価格の振れ幅が大きいと下落時に多く買い付けることができるので、将来的に資産を大きく増やすことができるのです。
そのような理由から債券のような振れ幅が小さい商品よりも、振れ幅の大きい株式の方が積み立て時のメリットが大きいのです。
また元本確保型の商品も、長期投資には向きません。
今後のインフレを計算に入れると、今のお金の価値はどんどん下がっていきます。
また2020年現在の金利はとても低く、「定期預金」や「確定拠出年金保険」のような元本確保型商品で資産が増えることはないでしょう。
長期的な期間で見て資産運用をするなら、お金が増える可能性のほとんどない元本確保型でお金を眠らせておくより、株式に投資するタイプの商品で運用してしっかりと資産を形成していくほうが賢いといえます。
ただし債券や元本確保型にもデメリットばかりあるわけではないです。
短期的な時間軸で見ると債券は株式に比べリスクが低く、短期の場合は安心して保有することができるので精神衛生上よいかもしれません。
また定年退職が近くて、リスクを取れないという方には元本確保型の方が安心して利用できるでしょう。
なので、20代、30代の方は、投資先配分を株式に100%振り分けてもよいですが、40代・50代の方は株式と債券・元本確保型を織り交ぜてポートフォリオを作ってもよいかもしれません。
iDeCo(イデコ)おススメ商品【ベスト5】
信託報酬が安い、インデックス型、債券や元本確保より株式を選ぶ。
上記3点をふまえて、おススメの商品をお伝えします。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
ファンド名 運用会社 |
投資対象 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信 |
外国株式
(米国) |
0.0968% |
米国は経済が発展し続けており、これからも上昇が見込まれます。
働き手となる人口増加が続いており、世界1位の経済力と軍事力を持っており、アメリカの経済発展はしばらく続くでしょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数S&P500に連動している商品です。
eMAXIS Slimシリーズは、低コストを目指していて信託報酬の安さがとても魅力的です。長期運用に、この信託報酬の安さはよい結果をもたらします。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
ファンド名 運用会社 |
投資対象 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
三菱UFJ国際投信 |
外国株式
(先進国) |
0.10230% |
アメリカや欧州諸国など、先進国の株式に投資する商品になります。
株式時価総額の内、日本株の割合は7%ほどしかありません。世界経済に幅広く分散する意味でも、先進国に投資する割合は高くてもよいでしょう。
経済発展を続けるアメリカや安定的な欧州を投資先として考えてみてください。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
ファンド名 運用会社 |
投資対象 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
三菱UFJ国際投信 |
外国株式
(新興国) |
0.2079% |
中国、インドなど、新興国の株式に投資する商品となります。
新興国への投資は、先進国に比べリスクがあります。まだ国として成長途中なので、政治や経済に問題を抱える国もあるのです。
しかし、現在中国は日本を追い抜きGDP世界2位、またインドも人口増加に伴い経済発展が見込まれます。
リスクもありますが、これから経済成長が見込まれる新興国も投資先として考えてもよいでしょう。
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
ファンド名 運用会社 |
投資対象 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
三菱UFJ国際投信 |
日本株式
(TOPIX) |
0.154% |
こちらはTOPIXに連動する商品です。
日本の経済に連動しているので、私たちでもイメージしやすく、為替リスクがないところもメリットです。
しかし日本は少子高齢化で人口が増えず、これからの経済発展はそこまで見込めません。バブルが終わり株価は急下落し、その後アベノミクスで株価は上昇したものの、経済の停滞感は国全体で感じているところです。
なので先進国や新興国に対し、投資配分の割合は少なめで良いでしょう。
eMAXIS Slim 全世界株式
ファンド名 運用会社 |
投資対象 | 信託報酬 |
eMAXIS Slim 全世界株式
三菱UFJ国際投信 |
全世界株式 | 0.11440% |
こちらは全世界の株式に投資する商品です。
日本を含む(オールカントリー)と、日本を除く(除く日本)の2つの商品があります。
連動する指数は、MSCI ACWI Indexです。こちらの商品はファンドが、全世界の株式に分散投資してくれます。投資配分を考えるのが面倒な方には、ぴったりな商品です。
※こちらのサイトは特定の商品を推奨するものでありません。投資判断は各自でお願いします。
まとめ
まとめると、iDeCo(イデコ)で商品選びをする際に、重要な3点は下記になります。
- 信託報酬が安い
- アクティブ型よりインデックス型
- 債券や元本確保より株式に投資する商品を選ぶ
iDeCo(イデコ)の商品選びには、欠かせない3点になります。
信託報酬は微々たるものに感じるかもしれませんが、長期の運用結果には大きく関わってきます。
また信託報酬が安いインデックス型を選ぶのは、もはや常識になりつつあります。
長期の運用の場合、債券より株式の方が良い成績がでることは広く知られています。
またおススメ商品は、下記の4点です。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
- eMAXIS Slim 全世界株式
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— ハリー@ ハリーの資産運用ブログ管理人 (@hary_investment) November 27, 2020
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